2012年5月27日日曜日

Clematis

久し振りの更新です。
今回はクレマチスの花の撮影について語ってみましょう。
クレマチスの花のシベはとても面白いカタチをしていて、薄く微妙な赤紫から青のグラデーションがとても美しい花・・・と私は思っております(笑)

多分ここに訪れる方なら見た事があると思いますが、いま市中に出回っているSIGMAのレンズカタログのマクロのページに出ている写真がそうです。
SD14 + MACRO70mm F2.8 EX DG
この写真を撮ったのは多分3年ほど前で、それ以来リベンジしたくてしょうがなかったんですが、花の寿命も短く、気が付いた時は終わっていたりして中々撮る事が出来ませんでした。
しかし、今年は5月頭から撮るぞー撮るぞーwww という感じに燃えていましたので時機を逸する事もなく撮影に成功。昨夜は第2回目の撮影をしてかなり満足した気持ちで今日を迎えております。

まず最初に撮ったのはSD14と同じ構図にしてSD1で撮った時に同じように再現出来るかと言う課題。
これは色再現と色表現について半年以上トレーニングしてきたので大体同じような感じで写真にする事が出来ました。
そうなると2012年クレマチスはそれ相応の進化を遂げないと皆さんは楽しくないですよね(笑)
そこで一輪のクレマチスを延べ2日間に渡って撮ったのを撮影背景も織り交ぜて紹介します。

まず一枚目。

五月雨 SD1 + 150mm
今回はSD1とAPO MACRO 150mm EX DG OS HSM で殆ど撮影しました。
カタログの写真と同じ構図で撮ったあとに撮影しました。同じ花でもやはり個性がが有るようで、この花の場合はこんな感じで撮った方が一番美しく感じられました。

撮影環境は当然室内で、クリップに花を固定して天井の蛍光灯の明かりのみで撮影しています。
色彩とかディティールは16BitTiff現像→LR4で仕上げています。
ピントと絞りの選択はかなり神経を使いますね。満足出来るまで撮影するのでこの写真とるまでにもかなりの枚数を撮っている事は言うまでもないですが(笑)

GALAXY SD1 + 70mm
こちらは MACRO 70mm F2.8 EX DG を使用。
一通り撮ると飽きてきまして(笑)
そうだ! iPhoneのライトを裏から照射したら楽しいかも・・・なんて思い始めてしまったので、早速実践w
薄い花弁なので透過光から出てくる色彩もステンドクラスみたいに鮮やかで楽しいです。

習作
次はしべを横方向から撮ってしべの曲線を「美しいカリ&ふわ」に仕上げたい欲求が増してきまして、更なる試行を繰り返します。
大体良い感じでまとまってきたんですが、しべの根本のブルーが潰れてしまっています。
色彩の完成度を上げるにはもう一本ライトを追加して直上と前方からとの2本で光を入れないと。






・・・そこで私は重大な事に気が付きました。

①室内撮影では三脚固定のケーブルレリーズは必須。
②iPhoneライトは直上で手持ち。
③前方からもLEDライトで照らす必要がある。
④ライトスタンドになる物は持ってないw

つまり、手が1本足りない(笑)







ちゃーさん考えたw




・・・手が1本足りない。
・・・手が1本足りない。
・・・手が1本足りない。
・・・手が1本足りない。











・・・口があるやん♪









という事で、ケーブルレリーズを口に咥えてレリーズしたのがこれ(笑)
絞りは開放にしてふんわり感を出しつつも鮮やか且つスッキリとした感じにまとめてみました。


碧き炎 SD1+APO MACRO 150mm EX DG OS HSM

流石にこれを撮っている姿は人にお見せ出来ない状態でしたがなんとかバレずに済みました(特に嫁に見つからなくて良かったw)

何も無い所からなにかを創り上げるって素晴らしいですね! ←自画自賛(笑)


それでは皆様。よきフォトライフをお過ごし下さいw